Unity 6.1 - サポートされたアップデートリリース - の公開

Unity 6.1 の公開をお知らせします。これは、Unity 6 ファミリー初のアップデートリリースです。このリリースでは、安定した高いパフォーマンスを発揮するエンジンを提供することに尽力しながら、プラットフォームリーチを拡大し、優れたゲームや体験の制作に役立つ新機能を追加しています。
Unity 6 リリースのサポートについて
Unity 6 では、すべてのバージョンで一貫した品質と安定性を確保できるようにリリースモデルを変更し、制作に適したモデルを簡単に選択できるようにしました。Unity 6 ファミリーは、安定して動作し長期サポートが可能であるように設計されています。アップグレードのコストとリスクを最小限に抑えながらデバイスパフォーマンスを向上させて、可能な限り最高のプレイヤー体験を提供し続けることができます。
LTS (長期サポート) バージョンは引き続き提供されますが、新機能とプラットフォームサポートをより迅速に提供できるように、アップデートリリース (Unity 6.1 など) を公開します。Unity 6.1 とすべてのアップデートリリースは、LTS リリースと同様の徹底した品質保証および安定性テストを受けています。以前の TECH ストリームリリース (主に新機能の初期テストを目的とする) と異なり、アップデートリリースは本番環境での使用が可能で、完全にサポートされています。

以下はリリースの詳細です。
長期サポートリリース (LTS)
2024 年 10 月にリリースされた Unity 6.0 LTS は、2 年間の LTS でサポートされ、Unity Enterprise と Unity Industry のユーザーにはさらに 1 年間のサポートが提供されます。
Unity 6.3 が、LTS バージョンとして今年後半に公開されます。私たちの目標は、LTS バージョンを毎年リリースし、プロジェクトのために安定した基盤を提供することです。
推奨ケース:特定のバージョンの Unity で制作を固定しようとしているライブサービスゲームとクリエイターに推奨されます。
アップデートリリース (サポート対象)
アップデートリリース Unity 6.1 は、次のリリースが公開されるまで LTS と同じレベルのサポート (バグ修正とプラットフォームの重要なアップデートを含む) を受けられます。Unity 6.2 が公開されると、Unity 6.2 がサポートされる唯一のバージョンになります。私たちは、毎年、複数のアップデートリリースを公開することを目指しています。
最新のアップデートに自信を持ってアップグレードできるということは、安定性やパフォーマンスを犠牲にすることなく、常に最新のリリースで制作を維持できることを意味します。
推奨ケース:新規および中期サイクルの制作で、開発者が最新の機能とサポート対象プラットフォームを求める場合に推奨されます。アップデートリリースは最新の機能、プラットフォームサポートを備え、パフォーマンスが改善されているため、完全に本番環境に対応可能で、新規プロジェクトを開始する際に推奨されます。
LTS とアップデートリリースの両方をサポートすることで、開発中プロジェクトと稼働中のプロジェクトに対するアプローチの柔軟性を最大限に高めることが目標です。
Unity 6.1 の新機能
Unity 6.1 は、Unity 6.0 の安定性とパフォーマンスを基盤とし、さらに多くのプラットフォームに対してより優れたグラフィックスをさらに効率的に届けることができるように改善されています。このアップデートリリースで利用できる主な特徴は以下のとおりです。
あらゆるデバイスで最高のパフォーマンスを実現
Unity 6.1 は、広範囲のハードウェアでゲームをスムーズに実行するのに役立つ、パフォーマンスの大幅な最適化を実現しています。
- ディファード+ - ユニバーサルレンダーパイプライン (URP) の新しいディファードレンダリングパスで豊かな世界をビルドします。上級者向けのクラスターベースのライトカリングを使用してより多くのライトを処理し、GPU 常駐ドロワーでより多くのオブジェクトをサポートします。
- 可変レートシェーディング (VRS) - 見た目への影響を最小限に抑えながら、GPUパフォーマンスを改善します。URP/HDRP 内でカスタムパスのシェーディングを設定し、テクスチャとシェーダーからシェーディングレート画像 (SRI) を生成します。
強力なワークフローにアクセス
ツールを使用して開発プロセスを合理化し、より高品質のゲームをより効率的に配信します。
- Project Auditor による静的分析 - スクリプト、アセット、プロジェクト設定、ビルドを分析します。問題を解決し、ゲームの品質とパフォーマンスを最適化する方法を探求できます。
- Build Automation - Build Automation が直接エディターに統合されたことで、クラウドビルドによるイテレーションサイクルが加速します。
世界中の幅広いオーディエンスにリーチ
サポートされている最新のプラットフォームとデバイス向けに制作し、プレイヤーリーチを最大限に高めます。
- 大画面の折りたたみ式デバイス - 最新の Android API で強化された大画面の折りたたみ式デバイスのサポートにアクセスできます。
- ウェブ用の Unity - モバイルブラウザーなど、ウェブが存在するあらゆる場所で Unity のゲームを実行できます。最新の WebGPU グラフィックス API インテグレーションを試して、ウェブブラウザーのコンピュートアクセラレーションの壁を突破します。
- Facebook と Messenger のインスタントゲーム - Facebook と Messenger へのインスタントゲームの構築、最適化、アップロードを効率化します。
- Android XR と Meta Quest - リリースビルドと開発ビルドの複数のビルド構成を作成する機能 (URP Application Spacewarp を使った Shader Graph の新しいサポートなど) により、時間を節約し、ビルドプロセスを効率化します。
- PC とコンソール - 強化された DirectX 12 サポートで CPU パフォーマンス、PSO キャッシュ、レイトレーシングを改善します。
品質への継続的な注力
Unity 6.1 では、開発プロセスに自信を持って取り組めるよう、安定性とパフォーマンスが強化されています。
アップデートリリース間のより簡単なアップグレード
中断を最小限に抑えながら、プロジェクトを最新のアップデートリリースにアップグレードできます。Unity 6 ファミリーでは、Unity エンジンのリリース方法を変更し、パフォーマンスと安定性を継続的に向上させ、アップグレードをより簡単に、よりスムーズに行えるようにしました。
アップデートリリースは、最低 2 か月の厳しいリグレッションテストを受けます。安定性を確保し、ワークフローの中断を最低限にするために、実際のゲームを使った制作で新機能とアップグレードプロセスがテストされます。
制作の検証
Unity 6 リリースは、さまざまなジャンルやプラットフォームでゲームを作成するスタジオの実際の制作環境で、テストされ検証されます。これらのチームでは最新バージョンの Unity を使用しており、一部のプロジェクトでは、Unity が共同開発者となり、そのエンジニアが制作チームに直接配属されています。
この 制作検証 アプローチにより、以下が可能になります。
- 複雑な現実世界のシナリオで機能をテストする
- 制作スケールでのみ発生する問題を特定する
- ゲーム開発者からの直接のフィードバックに基づいてツールを改良する
- 多様な開発環境で安定性を確保する
このように開発者と連携することで、隔離されたテスト環境だけでなく、現実世界でも信頼性の高いパフォーマンスを発揮するツールを提供できます。

例えば、サバイバルキッズ は、Unity がパブリッシャー パートナーの KONAMI と共同で、エンドツーエンドでゲームを設計開発した初めての例であり、直接関与してエンジンのパフォーマンスと安定性を向上させています。また、Black Salt Games や Google とも提携しており、DREDGE の Androidへの移植を通じてゲームサービスについて学び、最適化を実装しています。私たちは現在、10 Chambers と協力して、近日発売予定の協力プレイ (COOP) FPS 強盗ゲーム Den of Wolves のエンジングラフィックスの改善を検証しています。また、Litesport や TRIPP で、まったく新しい Android XR プラットフォームの対応状況を検証しています。
制作検証プログラムを通じて得られた知見は、最新のアップデートリリースの改善点の多くに直接影響しています。
Unity 6.1 を今すぐダウンロード
Unity 6.1は、Unityがゲーム開発において最も汎用性と信頼性に優れたエンジンであり続けることができるように、安定性、パフォーマンス、プラットフォームリーチに継続的に注力していることを示しています。モバイルゲーム、コンソールタイトル、XR 体験のいずれを作成している場合でも、Unity 6.1 は創造的なビジョンを実現し、可能な限り幅広いオーディエンスにリーチするためのツールを提供します。
Unity 6.1 をダウンロード して、パフォーマンスの改善、ワークフローの強化、拡大されたプラットフォームサポートをご活用ください。
機能の包括的なリストについては Unity 6 のリリースノート を、使用法の詳細については Unity マニュアル をご確認ください。本日の What’s new in Unity 6.1 ライブストリーム では、Unity のチームがアップデートについて詳しく説明します。皆様からのフィードバックは、これからも Unity の方向性を形作っていきます。ライブストリーム終了後はぜひ、Unity Discussions のコミュニティに加わりフォローアップ Q&A にご参加ください。Unity ロードマップ を通じてフィードバックを製品チームと直接共有することもできます。
